素敵なご縁があり、
ベルギー(Gent) の建築評論家のArnaud Tandt氏と建築家集団VOLTのメンバーの方々が
鹿ヶ谷Cに遊びに来てくれました。
Tandt氏は常々「建築は人と人とを繋げる力がある」と仰っています。
私も全くもって同感で、人と建築とが密接に触れ合うこと如何によって
更に建築が変容しながらもその価値を持続/向上させる事が出来るのではないかとの思いです。
その意味で、やはり建築(に限りませんが)は建物が出来上がった時ではなく、
ある程度の年月が経たなければその真価は評価出来ないと言えるでしょう。
その建物は人とどの様に関わってきたのか。。
愛されてきたのか、そうではないのか。。
それらは実にいとも簡単に見て取れるのです。
ベルギーでは(他のヨーロッパでも同様に)
新設はもちろんのこと既存の建物の改修や増築などを行いたくても、
建築家でなければ許可されることはありません。法律で決まっているのです。
15年以上も前になりますが、ベルギーでフランス語圏の Liege に住んでいた頃、
既に建築家による公共施設や教会などのConversionが盛んに行われており、
建物本来の持つ可能性をいかに社会の要求と繋ぎ合わせるかに多くの時間を費やしていた事を新鮮に感じたものです。
彼等にとっては御家芸とも言えるRenovation やConversion、
少しでもこの場所を気に入っていただけたのなら大変嬉しい限りです。
新たなつながりに心が躍動します。
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